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ルール用語
T坊イング
ティーボウイング、Tebowing。ひざまずいてお祈りすること。まいっちんぐみたいなものか(古い)
アメリカではtebowing.comなんてサイトまでできている。
「T坊」はティム・ティーボウの愛称。「ティーボウイング」は、TDを取るといちいちひざまずいて神に祈りを捧げるT坊の姿から名付けられた。
ティーボウ自身の信仰心の深さと、いくつかの試合での神がかった勝ち方とも相まって、「神の子」とも呼ばれる。
もともと、ハイズマントロフィー(大学MVP)受賞者でありながら、そのラン中心のプレースタイルでNFLのQBとしては疑問視されていた。しかし、2010年ドラフトでDENが1巡目で指名、2年目の2011年シーズンに先発に定着すると、「よくわからないけど、なぜか試合が終了したらDENが勝っていた」という勝利を拾いまくって、あと一歩でプレーオフ進出というところまでチームを導いた。
QBとは思えない投球フォームや投げたボールのスパイラル(回転)の汚さ、ひたすらランプレーを繰り返すプレースタイルともあいまって、「T坊はRB」「DENは全プレーワイルドキャット」「汚いスパイラルだなあ→アッー!」というやりとりも跡を絶たない。ジョン・エルウェイ(元DENの伝説的QBにしてデンバーの名士、現在はブロンコス球団上席副社長も務める)もティーボウを支持する発言を繰り返しているが、逆に言えばまだまだ内外から批判が多いということだろう。いまどき、オプションプレー(QBとRBが同じ方向に走り出し、D#の集まり具合に応じてQBがそのままキープして走るか、外側のRBへピッチするかを選択するプレー。カレッジでは非常によく見られる)が見られるNFLチームは他にない。
ハードカウント
【意味】
QBが、いかにもボールをスナップするような勢いで大声でカウントして、ディフェンスのオフサイドを誘おうとすること。
【背景等】
通常は、4thダウンで残り5ヤード以内だが、QBスニークやダイブでは1stダウンが取れそうもない場合に使われる。そのような状況で、いかにもギャンブルをするようなフォーメーションでQBがスナップカウントを始めると、D#ラインが焦ってオフサイドやエンクローチメントを犯すことがある。そうなれば5ヤード罰退で、めでたく1stダウンが取れるという寸法である。QBが大げさに、いかにもスナップしてプレーを始めるようにカウントするので、「ハードカウント」と呼ばれる。
最悪、D#がオフサイドしなくてプレークロックが0になってしまっても、ディレイオブゲームの反則で5ヤード下がるだけなので、どうせパントをする分にはそれほど大きな影響がない。D#が「どうせハードカウントだろw」と油断している場合、その隙をついて本当にスナップしてプレーを始めることもある。
人
セーフティーのこと。
審判のジェスチャーが、頭の上で両手を合わせる形だから。
【トリビア】
2012年1月8日のワイルドカードプレーオフATL@NYG戦で、ATLはセーフティーによる2点しか取れずに試合を終了した(試合は24-2でNYGの勝ち)。これはNFLのプレーオフ史上で初めてのことらしい。ここに人マニア垂涎の記録がいくつか載っていたのでまとめておく。
- NFLの歴史上、どちらかのチームが2点で試合終了したのは34試合。ほとんどが1940年以前。
- 今回のATLの前に2点しか取れなかったチームがあった試合は1993年のNE 7-2 CIN。
- 上記の34試合中、5試合は2-0で2点のチームが勝った。2点取ったチームが勝利した最後の試合は1938年のシカゴ・ベアーズ2-0グリーンベイ・パッカーズ。
- 1922年、シカゴ・カージナルスは4点というスコアで試合を終えた。4点というのはNFL史上この試合だけしかない、人マニア超垂涎の試合である。
ラフィンザパサー
【意味】
Roughing the Passer。ボールを投げた後のQBにコンタクトすること。
パーソナルファウルなので15ヤード罰退+オートマチックファーストダウン。
投げるフェイクをしてそのまま走るQBも多いので、ディフェンスとしては投げるモーションに入ったからといって飛び込むのをやめるわけにもいかず、勢い余ってこの反則を取られてしまうことも多い。
反則されたQBがワロスマンだった場合には “Laughing at the Passer” と表記される(うそ)
ラフィンザキッカー、ランニングイントゥザキッカー
【意味】
どちらもパントあるいはフィールドゴールキッカーが蹴った後にディフェンスが飛び込むことに対する反則だが、
- 故意であり、危険であると判定されるとラフィンザキッカー (Roughing the Kicker) の反則で、パーソナルファウル扱い。15ヤード罰退+オートマチックファーストダウン
- 故意ではないと判定されるとランニングイントゥザキッカー (Running into the Kicker) で5ヤード罰退
と、かなり大きな差がある。
ちなみに、ラフィンザキッカーの反則はホルダーにも適用される。下を向いてボールに集中してるので危ないから、ということか。
アンネセサリーラフネス
【意味】
不必要なラフプレー。アンネセ、アンネ。
正式な反則名としては「パーソナルファウル (Personal Foul)」で、「アンネセサリーラフネス (Unnecessary Roughness)」はその説明として付け加えられる。
15ヤード罰退+オートマチックファーストダウン。
「不必要」というくらいで本当にやらなくてもいい反則であり、しかも罰則がでかいので、これをやらかすと大抵木綿タンが逃げていく。
【AA】
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< 何だゴルア! >
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< やるかオルア! >
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< パーソナルファウル! >
< アンネセサリーラフネス! >
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ドラゴンフライ その2
ドラゴンフライの記事に関してコメント欄でご批判をいただきました。この辺は記憶ベースで話をしても水掛け論になるだけだと思いますので、記録を確認した上で下記改めてまとめました。最近多忙なことも重なって反応が遅くなった点につきまして、お詫び申し上げます。
上記の新聞記事から、下記のことがわかります。
- 鈴木・金井の時(昭和53年の甲子園ボウル)のツインQBはQB2人がタテに並ぶ形であり、その名称も「ショットガン7」と呼ばれていて「ドラゴンフライ」ではない。しかも、そのフォーメーションを使ったのは、前半で35-7と試合が決まった後、後半になってからだった。
- 昭和53年のスターティングオフェンスメンバーを見ても、QBとしては金井だけが書かれていて、鈴木は出ていない。
- 昭和63年の甲子園ボウル(山田宇田川山口)の時に「ゴールデンドラゴンフライ」の名称が使われた。文中にある
この5年間、日大が甲子園ボウルで勝てなかった一つの原因は、ショットガンパスを支えるいいQBと俊足レシーバーがそろっていなかったため。今年もその例にたがわず、秋のリーグ戦は毎試合フォーメーションを変えてしのぎ、この日の新戦法も関東大学選手権決勝(11月20日)で慶大を破った2日後から取り組み始め、時には1日7時間もの猛練習。大会前日には、何事にもオープンな日大としては異例の非公開練習で最後の仕上げをしての本番だった。ネーミングのうまい篠竹監督が命名したのが「ゴールデンドラゴンフライ(金のトンボ)」。山田ら3人が並んだ形がトンボに似ていて、効果が金のように素晴らしいという意味をこめたものだが、篠竹監督は「これでなければ勝てなかっただろう」と力説。
という文章からも、「ドラゴンフライ」あるいは「ゴールデンドラゴンフライ」の名称が使われたのはこのときが初めてだったと考えられる。
- 記事中では「ゴールデンドラゴンフライ」としか言及されておらず、「ドラゴンフライ」の名称は出てこない。したがって、「ドラゴンフライ」と「ゴールデンドラゴンフライ」の区分は判然としない。
- 上記の篠竹監督のコメントからも、また、実際の試合経過で「ランナーがただひたすら走るランニングプレー」「(QB宇田川のコメントとして)何もすることがないんですから」と書かれていることからも、日大フェニックスの「ゴールデンドラゴンフライ」はランプレー中心というよりほぼランプレーオンリーのフォーメーションであって、アイシールド21にあるような「走って投げられるQB2人を中心に、どちらのQBも投げたり走ったりする」フォーメーションではない。
- 「ゴールデンドラゴンフライ」「ドラゴンフライ」の名称のゆえんは、3人の(タテに長く伸びた)QB/RBの配置。
というわけで、私が上記エントリで書いた内容の中で、「ゴールデンドラゴンフライという名称は当時なかった」というのは間違いであったことについて訂正とお詫びを申し上げます。しかし、それ以外の、アイシールド21の「ドラゴンフライ」が日大フェニックスが実際に使った「ドラゴンフライ」とは似ても似つかないものであるという前出エントリの内容については、上記の新聞記事でほぼ裏付けられたものと思います。
追記しておけば、
最初に出てきたときは確かに胴が長かったかもしれませんが、
アイシールドに出てくる前から現在の定義として
「QBを2人並べて併用するショットガン」
が市民権を得ていると思います。
実際にそういう活用事例があったわけですし。
よって、自分はアイシールドの表現よりも管理人さんの違和感のほうが妥当性を欠く(=テンプレに乗るまとめサイトのエントリとしてはふさわしくない)と思います。
というコメントをいただいていますが、アイシールドに出てくる前に「QBを2人並べて併用するショットガン」を「ドラゴンフライ」と呼んだ「活用実例」を寡聞にして存じ上げません。もしそのような「活用事例」が「実際に」あったのであれば、当方が今回新聞記事で示したような根拠を示していただけないでしょうか。
というわけで、現時点では「稲垣さんと村田さん」に謝る理由が見あたらないので、土下座して謝罪する予定はありません。あしからずご了承下さい。
(2010年1月26日追記)
コメントの方でご指摘をいただいた、「アイシールド21のドラゴンフライも最初からQBQBRBで3人いる」という点につきまして、事実であれば訂正して謝罪します。引用やWikipediaの説明にある「QB2人を並べる」「3人いたらゴールデンドラゴンフライ」という叙述だけで判断していました。
(2010年1月26日追記 その2)
今読み返すと、私が書いた前回の記事のフォーメーションも間違っていますね。併せてお詫びして訂正いたします。
実際に現実世界で日大フェニックスが使用した「ゴールデンドラゴンフライ」を改めてまとめると、下記のようなフォーメーションになります。
WR T G C G T TE
WR
(山田)QB RB(山口)
QB(宇田川)
山田か山口に直接スナップを出してそこから走るのが基本になります。山田はQB登録ですが実際にはほとんどパスを投げず、ランに専念しています。16プレー連続で山田山口のランでプレーを組み立てたという話から考えても、「QB 2人が並んでどちらも投げてどちらも走る」という説明は少なくともあたりません。そもそも、普通の日本語の感覚では上記の配置を「QBを2人並べる」とは呼ばないのではないでしょうか?「高い能力のQBを2人揃えて…」云々も、上記の篠竹監督自身のコメントを見て頂ければ事実とは言い難いでしょう。
なお、日大のフォーメーションが上記の配置であったことは、記事中にある
パスを得意とするQB宇田川をさらに2、3ヤードも下げ、中間に俊足QB山田と一年生ながらレギュラー起用されたRB山口の2人を配した布陣。
という記述からも明らかです。
クラウドノイズ
スタジアムの観客が騒いで音を出すこと。アウェイチームがオフェンスの時に、妨害のためにやる。
アメフトの場合、ホームチームがディフェンスの時に観客が騒ぐ。そうすることによって、相手QBのタイミングコール(レディー、セー、ハッ、ハッというやつ。この掛け声の何番目でオフェンスが動き出すかがあらかじめ決められている)が聞こえなくてオフェンスラインがフォルススタートをしてしまったり、逆に動き出しが遅れることを狙っている。さらに、オーディブル(QBが相手ディフェンスのポジショニングを見て、口頭でプレーを変更すること)も聞こえにくくなる。
ドーム球場で試合の山場になると、本当に隣の人の声も聞こえないくらいになるらしい。
日本の甲子園ボウルやライスボウルあたりだと、野球と同じように攻撃の時に声を出して応援してる人も多い。昔、確か京大の東海だったと思うが、QBが試合中に応援スタンドの前に走っていって「頼むから攻撃中は静かにしてくれ」と頼んでいたこともあった。
パスキャッチ
パスをキャッチしたとみなされるためには、下記の3つの条件を満たす必要がある。
- パスを確保すること。確保とは、レシーバーの体(腕や手を含む)でボールを押さえた状態になることで、たとえばボールが腕と胸の間でバウンドしている間は確保したとみなされない。その状態の間にタックルされてボールが飛び出したらインコンプリート(パス失敗)。
- パスが空中にある間にキャッチすること。上の「確保」とも絡むが、たとえばボールがまだ腕の中でバウンドしている状態で倒れこんで、ボールが地面についた場合にはインコンプリート。
- インバウンド(フィールド内)でキャッチすること。NFLの場合には、確保した後に両足がインバウンドで着地することが求められる。片足だけでも線を踏んだらインコンプリート。NCAAでは片足でOKなので、ルーキーのWRは苦労することが多い。
パスキャッチはよくアカハタの対象になる。特に、上の1.で例として書いたようなプレーで、ボールを確保して(パスをキャッチして)からボールがこぼれた場合はファンブルになるし、確保前にこぼれていればインコンプリートになる。そのため、ファンブルロストの判定になるとオフェンス側チームが赤旗を投げてビデオ判定を要求することが多い。
以前は、空中でキャッチした後レシーバーがディフェンスの選手に押し出された場合で、押し出されていなければ両足がインバウンドについたと思われる場合はパス成功扱いだったが、2008年から押し出されて足が出た場合でもインコンプリート(アウトオブバウンズ)になった。
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